PARIS RIO STORIES

外出禁止令を機に書き始めたパリのバーマンのお話。

パリ退屈日記

パリの外出禁止16日目。
家にいるしかないのでベジタリアンの食事やファスティングを試していたが急にハンバーガーが食べたくなった。iphone を手に取りUber eatsでマクドを検索したが出てこない。
 
携帯ニュースで確認してみると数日前から従業員の健康第一の為テイクアウトはおろかドライスルーも閉めているらしい。それはいい事、その通り。コロナ明けの楽しみが一つ増えた。(←基本ポジティブ)
気を取り直して先日帰国した友人からもらった日本の調味料を使って自炊を始めた。なにしろ時間はある。
 
夕方になってシャブリでワインを作ってる友人からLineが来た。
「リオさん農業興味ないですか?」
 
添付されたサイトにはスピーカーの絵とフランス語で「コロナで農業も大打撃!私達の食の安全、安心の為に力を合わせましょう」と書いてある。

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友人によるとフランスではコロナの影響が収穫期と重なり人が足りないらしい。対策としてフランス政府は飲食業で失業中の人は農業セクターでは失業保険をもらいながら季節労働者として働ける事になったとの事。
 
サイトは人手が必要な農家と一時失業者の飲食業の人を職安を通じてマッチングさせる仕組みになっていた。さすが農業国、政府の救いの手が早い。

(下記実際のサイト)

https://desbraspourtonassiette.wizi.farm/
 
今は普段できない事に時間を割いているけれど(このブログもそう)まだまだ外出禁止が延びるようなら田舎で収穫を手伝うほうがよっぽどいい。春の日が射すプロヴァンスの丘で赤く染まったさくらんぼの収穫を想像しながら電話しているうちにあっと言う間に夜が来た。
 

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